シューマニアーナ〜女の愛と生涯・詩人の恋 廣澤敦子メゾソプラノリサイタル
2021.12.01(水) 19:00 開演 〜20:40(終演予定)
けやきホール
コンサート概要
- ジャンル
- : 声楽
- プロ (クラシック)
『女の愛と生涯』は6年ぶりに、『詩人の恋』は、通常は男性のテノールで歌われることが多い作品で今回初めての取り組みです。共演ピアニストは、ピアノ、作編曲、指揮、翻訳など多彩に活動する内藤晃。
▼廣澤敦子(メゾ・ソプラノ)
愛知県立芸術大学音楽学部音楽学科声楽専攻卒業。21世紀日本歌曲コンクール第2位、友愛ドイツ歌曲コンクール入選。奨学金を得てウィーンにて宮廷歌手 故ワルター・ベリー氏のマスタークラスを受講。エリー アメリングの推薦を受け、オーストリアにてFranz-Schubert-Institutに参加。ドイツ歌曲の歌唱法のほか詩の解釈、朗読法などを学ぶ。当地にて出演した演奏会では地元紙で「美しい声とドラマチックな演奏」と写真付きで紹介された。
2006年からはリサイタルシリーズ「歌物語」をスタート。毎回独創的なプログラムと正統派の歌唱、特に言葉の美しさには定評がある。第6回のシューベルト「冬の旅」(ピアノ チャールズ・スペンサー)は毎日新聞紙上で絶賛された。バッハ「ロ短調ミサ」のソリストとして故ゲルハルト・ボッセ指揮、新日本フィルハーモニーオーケストラと共演するなど、宗教曲、ベートーベン「第九」のソリストとしても活躍。またオペラでは源氏物語を素材にしたオペラ「月の影」(尾上和彦作曲)で紫式部役を好演。
現在コンサートマスターをつとめるThe TARO Singersが平成20年度芸術祭優秀賞、平成21年度大阪文化祭本賞を受賞。また自らも”噂のシンガーズ”のリーダーとして合唱の楽しさを各地で伝えることにも力を注いでいる。
近年オランダよりエリー アメリング、フランス ホイツを招聘、レッスンや講座の通訳、アシスタントをつとめている。
京都光華女子大学非常勤講師、The TARO Singersコンサートマスター、日本シューベルト協会、神戸波の会会員、関西歌曲研究会会員。
▼内藤晃(ピアノ)
ピアニスト、指揮者。東京外国語大学卒業。「もっと深い音楽体験」を共有すべく、ユニークな発想でレクチャー、執筆、演奏活動を行う。月刊音楽現代に「名曲の向こう側」、日本音楽協会ウェブサイトに「作曲家の演奏美学」を連載。訳書にW.イェーガー編「師としてのリスト」、校訂楽譜に「ケクラン やさしいピアノ作品集」(いずれも音楽之友社)、自身のCDに「言葉のない歌曲」(レコード芸術準特選盤)などがある。2020年、自ら設立したsonoritéレーベルのディレクターとして、ピアニストのCDプロデュースに着手し、今年度は4タイトルのリリースを予定している。
プログラム
~オール・シューマン・プログラム~
「ミルテの花」より作品25から
女の愛と生涯 作品42
”なぜ”「幻想小曲集」作品12から(ピアノソロ)
3つのロマンス 作品28 から 第2番 嬰へ長調(ピアノソロ)
詩人の恋 作品48
「ミルテの花」より作品25から
女の愛と生涯 作品42
”なぜ”「幻想小曲集」作品12から(ピアノソロ)
3つのロマンス 作品28 から 第2番 嬰へ長調(ピアノソロ)
詩人の恋 作品48
出演者
廣澤敦子(メゾ・ソプラノ)
内藤晃(ピアノ)
内藤晃(ピアノ)
その他の情報
女声による「詩人の恋」は極めて貴重ですが、実は、この曲集自体、男性目線の歌曲集でありながら、女性歌手ヴィルヘルミーネ・シュレーダー・デフリーントに献呈されています。