conpas

  • 送りの夏
  • 送りの夏

送りの夏

2023.03.20(月) 19:00 開演 〜21:00(終演予定)

すみだパークシアター倉

この公演は終了しました

コンサート概要

ジャンル
: その他
その他
東京演劇アンサンブルの2023年最初の公演は、原作小説のある作品の舞台化になります。作品は、『となり町戦争』『失われた町』などの代表作で高く評価されている作家・三崎亜記原作による『送りの夏』、独特の世界観をもった作者の魅力あふれる小作品を初めて舞台化します。SF的な世界観であり、不条理な要素を持ちつつも、誰しもが経験したことがあるようなリアリティが時に背筋を凍らせ、時に強い共感を生み出すような作品が多い。今回の『送りの夏』は、短編小説であり、少女の目を通したひと夏の経験を描いたものではあるが、しかしながらちょっと現実離れした、心に傷を持った登場人物たちとの交流が描かれています。
近しい人の死を受け入れられない人たちが、どう受け入れていくかという物語は、現実離れしているようで、誰しもが思い当たるような物語かもしれません。原作が書かれたのは
2008年。出版されてから、東日本大震災、新型コロナ、ロシアによるウクライナ侵攻と、人の生き死にを考えざるを得ないことが続いている。その時間を経て、なお、作品持つ、悲しさ、力強さは変わらない。そんな思いを稽古場で共有しながら、新しい東京演劇アンサンブルの作品が生み出されようとしています。ぜひ、ご注目頂ければと思います。

プログラム

あらすじ
夏休み、突如失踪した母。売れっ子作家で自由奔放な母はどこに行ったのか? 行方を探す12歳の麻美は、何か隠している様子の父のスマホを盗み見る。そこには母の名前『晴美』と、『若草荘』という文字があった……。
人はいつ、身近な人の死と折り合いをつけて日常生活に戻っていくのだろう。
物事がシステマティックに進められる現代。故人との別れもまた、葬儀を通して儀式的に気持ちを切り替えていくが、全ての人が出来るわけじゃない。システムからどうしてもはみ出た人々が、それぞれの心の中で『失う』ことを受け入れていく時間が流れる若草荘を舞台に、麻美は自分と母、或いは家族という関係を見つけ出してゆく。

出演者

原作/三崎亜記
「送りの夏」(集英社文庫『バスジャック』所収)
脚本 西上寛樹
演出 三木元太
音楽 中野亮輔(青年座)
衣裳 清野佳苗
振付 明樹由佳
音響 島猛(ステージオフィス)
照明 真壁知恵子
舞台美術 三木元太
宣伝美術 奥秋圭
舞台監督 雨宮大夢
制作 太田昭 小森明子

照明オペレーター 真壁知恵子
音響オペレーター 篠原祐哉
舞台監督助手 浅井純彦 小田勇輔
鈴木貴絵 福井奏美
演出助手 公家義徳 永濱渉

■キャスト
徳永麻美 永野愛理
徳永晴美 奈須弘子
徳永康之 和田響き
尾上直樹
種村義一 浅井純彦
種村公子
幸村幸一 永濱渉
泉絵里香
辻原弘一 小田勇輔
辻原美智 山﨑智子
辻原海里
山下啓太 雨宮大夢
黒田蒼哲 公家義徳
ご近所1 志賀澤子
ご近所2 真野季節

その他の情報

公演情報
http://www.tee.co.jp/?p=2212

動画