conpas

  • HAYAKAWA TERUGGI Special Trio ハヤカワ・テルージ・スペシャルトリオ
  • HAYAKAWA TERUGGI Special Trio ハヤカワ・テルージ・スペシャルトリオ
  • HAYAKAWA TERUGGI Special Trio ハヤカワ・テルージ・スペシャルトリオ

HAYAKAWA TERUGGI Special Trio ハヤカワ・テルージ・スペシャルトリオ

2022.11.15(火) 19:30 開演 〜21:00(終演予定)

マリーコンツェルト

この公演は終了しました

コンサート概要

ジャンル
: 室内楽
その他
2022年11月15日〜17日にかけて、東京・名古屋・大阪の各会場で、特別なコンサートが開催されます。
今年5月に惜しまれつつ世を去った伝説のバンドネオン奏者、フアン・ホセ・モサリーニ。彼の直弟子として薫陶を受けた早川は、2022年8月、イタリア・サルデーニャ島の古都市、イグレジアスで行われた第2回ハインリヒ・バンド国際バンドネオンコンクール本選大会に出場。優勝と聴衆賞をダブル受賞致しました。
そんな早川が中心となって、ヨーロッパから2人のアーティストを招いてコンサートを実施いたします。ベルギー人ピアニストのイーヴォ・デ・グリフ氏と、アルゼンチン系フランス人ベーシストのレオナルド・テルージ氏。3人が奏でる音楽は、情熱と哀愁漂うアルゼンチン生まれのタンゴに、西洋クラシックの伝統としての、繊細且つ緻密なアンサンブルの妙を加えた「芸術タンゴ」とも言うべきスタイルです。
東京会場は吹き抜けの小ホールとなっております。日本・フランス・ベルギーの俊英たちが、国境を越えて極上のアンサンブルを奏でます。

▼早川純[Bandoneon]
2022年8月イタリア・サルデーニャ島で行われたハインリヒ・バンド国際バンドネオンコンクールで優勝。同時に聴衆賞を受賞した。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業。ジェヌビリエ音楽院ジャズ・ディプロムを満場一致の一位で取得。様々なスタイル・編成のユニットを主宰し精力的に活動を続けてきたが、2013年ドイツのクリンゲンタールで行われたコンクールでの入賞を機に渡仏。J.J.モサリーニ氏にバンドネオンを師事した。同時にパリを拠点として、ヨーロッパ各地で演奏活動を展開。2015年の帰国後もヨーロッパの音楽家と共演を重ねる。定評のあった力強い演奏スタイルに、モサリーニの薫陶を受けた繊細な表現力を加えて、バンドネオンの新しい可能性を独自のスタイルで追求している。

▼レオナルド・テルージ[Contrabass]
現代音楽の大家であるダニエル・テルージ氏を父に持つ。パリ国立高等音楽院コントラバス科を卒業。アルゼンチンの血とフランスのエスプリを兼ね備えた彼は、その正確無比なテクニックと華のある芸術的な表現力で、ヨーロッパの音楽シーンにおいて最も注目されるベーシストの一人となっている。モサリーニ氏からは、演奏家として作曲家として、全幅の信頼を寄せられていた。モサリーニJrとの活動や歌手のサンドラ・ルモリーノとのプロジェクトは、その独創的な音楽性でタンゴの新境地を切り拓いている。活動はタンゴに留まらず、イタリアの歌姫L.ガレアッティのユニット、オルケストラ・ド・コントラバス等にも参加。現在パリを拠点としつつも、世界中の音楽シーンに招かれ演奏活動を行っている。

▼イーヴォ・デ・グリフ[Piano]
ブリュッセル音楽院、バーミンガム音楽院でピアノと作曲を学ぶ。タンゴはロッテルダム音楽院でグスタボ・ベイテルマンに、ジェヌビリエ音楽院でフアン・ホセ・モサリーニにそれぞれ師事した。幅広く折衷的な音楽スタイルを持ち、ジャンルを越えて様々なプロジェクトに参加。ヨーロッパ、アメリカ、南米、日本などで精力的に公演を行ってきた。2002年にウエストエンドで上演された「Humble Boy」に出演。ロンドン・タンゴオーケストラの音楽監督を務めた。2019年から2022年まで、ラン国立オペラ座でピアソラの「ブエノスアイレスのマリア」に出演している。重厚で繊細な表現力と、深いタンゴへの理解を伴って奏でられる彼のピアニズムは正にヨーロッパで深化を遂げたタンゴの新時代を感じさせる。

プログラム

M. ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
L. テルージ:タンゴスペル
早川 純:岐阜民謡『おばば』の主題による幻想曲

出演者

早川純(バンドネオン)
レオナルド・テルージ(コントラバス)
イーヴォ・デ・グリフ(ピアノ)

その他の情報

開場19:00
主催・企画・制作:NPO法人LOCO企画