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  • 新交響楽団第253回演奏会【※開演時間は14時です】

新交響楽団第253回演奏会【※開演時間は14時です】

2021.04.18(日) 14:00 開演 〜15:50(終演予定)

東京芸術劇場コンサートホール

この公演は終了しました

コンサート概要

ジャンル
: オーケストラ
アマチュア (クラシック)
今回のコンサートはウィーンを拠点に活動する寺岡清高氏を指揮に迎え、ウィーンの作曲家フランツ・シュミットの隠れた名作交響曲第3番と、当時オーストリア=ハンガリー帝国の支配下にあったチェコの大作曲家ドヴォルザークの序曲三部作を演奏します。

【指揮 寺岡 清高】
早稲田大学第一文学部卒業。桐朋学園大学を経て、ウィーン国立音楽大学、イタリア・シエナのキジアーナ音楽院で学ぶ。
1997年同音楽院より「フランコ・フェラーラ大賞」を授与され、1年間ジャンルイジ・ジェルメッティのアシスタントとしてロンドン・コヴェントガーデン、ミュンヘン・フィル等に同行し研鑽を積む。 これまでに指揮を高階正光、カール・エステルライヒャ、ウロシュ・ラーヨヴィッチ、湯浅勇治、カルロ・マリア・ジュリーニ、ヨルマ・パヌラ、ネーメ・ヤルヴィの各氏に師事。
2000年ミトロプーロス国際指揮者コンクール優勝。以降、ヴェニスのフェニーチェ歌劇場管弦楽団、サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、オランダ放送管弦楽団、ウィーン室内管弦楽団、イギリス室内管弦楽団を始め、イタリアを中心にヨーロッパ各国のオーケストラへ客演。日本では2001年に大阪交響楽団を指揮してデビュー。これまでに札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、九州交響楽団等を指揮している。2004年1月大阪交響楽団正指揮者に就任。2011年4月以降は常任指揮者として、2019年3月まで足かけ15年間、ウィーン世紀末のロマン派音楽を積極的にとりあげ続け、とりわけ2013年6月の第176回定期演奏会における「オール ハンス・ロット プログラム」は大きな反響を呼び、同年の大阪文化祭賞を受賞した。

【管弦楽 新交響楽団】
1956年創立。会社員、教員、学生など、さまざまな職業、年齢にわたる団員で自主運営されているアマチュアオーケストラである。東京を拠点として年4回の自主演奏会を中心に演奏活動を行い、演奏曲目への深い共感に根ざした演奏を展開している。
創立以来、音楽監督・故芥川也寸志の指導のもと、旧ソ連演奏旅行、ストラヴィンスキー・バレエ三部作一挙上演、10年に及ぶ日本の交響作品展(1976年サントリー音楽賞受賞)、ショスタコーヴィチ交響曲第4番日本初演などの意欲的な活動を行ってきた。またマーラー交響曲全曲シリーズ(山田一雄指揮)、細川俊夫委嘱作品「ヒロシマレクイエム」初演、現代の交響作品展’91、’92と1993年9月ベルリン芸術週間への招待演奏(石井眞木指揮)、映画生誕100年記念(小松一彦指揮)、ワーグナー「ワルキューレ」第1幕の演奏会形式公演およびワーグナー「ニーベルングの指環」抜粋(飯守泰次郎指揮)、「日本の交響作品展’96」(2日連続公演)にて1930年から40年代にかけての知られざる作品の発掘(本名徹次指揮)、2002年伊福部昭米寿記念演奏会(石井眞木指揮)、バルトーク「中国の不思議な役人」復刻版全曲演奏(高関健指揮)、石井眞木遺作「幻影と死」完全版初演(高関健指揮)、2006年黛敏郎「涅槃交響曲」(小松一彦指揮)、ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」抜粋(飯守泰次郎指揮)など、オーケストラとしての可能性を最大限に活かした積極的かつ幅広い活動を展開しており、各方面から注目を集めている。

【自然を愛した作曲家ドヴォルザーク】
元々序曲とは劇音楽のオープニングに演奏され、劇全体のあらすじや雰囲気が伝わるように作られたものですが、それが劇用でなくそれ自体で完結するものが演奏会用序曲で、多くは物語性や詩的情緒があります。
国際的に評価されるようになったドヴォルザークは、念願だった田舎の別荘をプラハ近郊のヴィソカーに持ち、自然に親しみ村の人々と交流をしました。そこで作曲されたのが序曲三部作『自然と人生と愛』です。本来3曲連続で演奏することを意図して書かれましたが、「謝肉祭」は比較的演奏されることが多いものの、まとめて演奏される機会はあまりありません。人生にあたるのが活気あふれる人々の生活が表現された序曲「謝肉祭」、愛にあたるのが感情の紆余曲折が表現された序曲「オセロ」で、どちらにも序曲「自然の中で」のテーマが用いられています。

【後期ロマン派最後のシンフォニスト、フランツ・シュミット】
シュミットは、マーラーが音楽監督をしていた時のウィーン宮廷歌劇場のチェロ奏者、ピアノの名手でもあり、ウィーン音楽アカデミーの院長まで務めました。作曲家としては4つの交響曲やオペラなどを残し、それらはブルックナーやブラームスといった偉大な先人の伝統を引き継ぎつつ、モダンで独創的な作風となっています。
ウィーンゆかりの作曲家であるシューベルト没後100年の作曲コンクールに応募するために書かれたのが交響曲第3番です。巨大編成で厚い響きの作品が多いシュミットですが、この曲はシューベルトを意識してか、編成が小さく穏やかで、オルガン的な響きのする美しい曲です。

どうぞお楽しみに!!

プログラム

ドヴォルザーク:序曲三部作『自然と人生と愛』
       「自然の中で」「謝肉祭」「オセロ」
フランツ・シュミット:交響曲第3番

出演者

新交響楽団
寺岡 清高(指揮)

その他の情報

【開場時刻】13:00

【託児サービスのご案内】
おそれいりますが、未就学児のご入場をお断りさせていただいています。施設内の託児室をご利用いただけます。土日祝日を除く公演日一週間前までにご予約ください。~1歳2,560円、2歳~6歳児2,160円。
お申込み・お問合せ:HITOWAキャリアサポート株式会社わらべうた0120-415-306(平日10:00~17:00、土・日・祝日休み)

【目の不自由な方へ】
点字のパンフレットをご用意しています。お座席へのご案内が必要な方は、お気軽に声をかけてください。